海のほとり美術館に参加して〜前編〜

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こんにちは!
ちびフェスプロデューサーのさとうゆきです。

すっかりご無沙汰ブログになってしまいました。

この2ヶ月、ゆっくりPCの前に座るという時間が少なくて、書きたいことは溜まっていくのに、色々追いつかず。時間管理、上手になりたい!

今日はねー、私の日記です。多分長くなるので2回に分けて書きます。お時間とご興味ある方は、ご一読くださるとうれすぃ〜です。

逗子で暮らすようになって、2年間友達が全くできなかった私が、一歩外に出たら本当に素敵な出会いに恵まれて、楽しくなったので、記録として書かせていただきます。

慣れない土地に行って、ちょっと孤独を感じている方。大人になってからだと、なかなか友達ができない。。。と思っている方、

ボランティアに参加しようと思うけれど、ちょっと色々考えちゃう方などなど、万が一いらっしゃったら、今回の私の気持ちの変化?自分の在り方?心持ち?みたいなことが誰かの何かの参考になったらと思います。

ではどうぞ。

出会い編

それはスズキヤの屋上からはじまった

逗子には「逗子アートフェス」というのがあります。数年前までは行政からの予算もしっかりついて、有名どころをご招待して、結構派手にやっていたという噂もあります(言い方っ)

それが、確か2018年から、いきなり財政難だと言われ、お金が全く出ないところで、アーティストたちは模索しながら表現することを続けてきたんだとか(ざっくり)

でも、そんなお金のないフェスなのに。なのにって言っちゃーアレですが、、、参加しているアーティストが、みんなゴリゴリのアーティスト。素人に毛が生えたような街のイベントとは全然違って(失礼)、さすが逗子だなーとも思ったし、どうしてそれでも続けていけるのだろうとも思った。

それが、私が逗子アートフェスに興味を持った始まりでした。

でも「ない」からやらないではなく「ない」中で市民を巻き込んで楽しそうに運営しているなーと側から見ていて感じたのが、今回私がお手伝いした逗子アートフェスの一つでもある「海のほとり美術館」

そしてそれをつくられている、インスタレーションアーティストの松澤有子さん(お写真拝借しました)。

彼女にとっても興味が湧き、公開制作場所である逗子駅前のスズキヤさん屋上に、勇気を出して行ったのが、2022年1月の終わりのことでした。

「ぼくたちのうたがきこえますか」

「ぼくたちのうたがきこえますか」は、在住のアーティスト松澤有子さんが逗子市で開催される「逗子アートフェスティバル(ZAF)」で2018年より毎年展示され進化を続けてきたシリーズ作品。

作品制作は一般公開され、子どもから大人まで、これまで延べ3000名もの逗子市民を中心とした参加者が共に作品に関わってきました。2022年5月に展示される「海のほとりの美術館」は5年間の軌跡を経て完成する大型インスタレーション作品であり、松澤と市民との協働制作の集大成となります。

海のほとり美術館(ぼくたちのうたがきこえますか2022)
2020「ぼくたちのうたがきこえますか」
ぼくたちのうたがきこえますか2019 ー やどかりのみた空

彼女は、海洋プラスチックや市内の小学校の協力のもとで回収したペットボトルのキャップを使用して、作品をつくられています。

それらを使うようになったきっかけは、もちろん資金面が大きいのですが(笑)

息子のタローくんが、海で拾った海洋プラスチックを見て「たからものひろったよ」という一言がきっかけだったと話してくれました。

子供の一言をキャッチできる器もすごい。私だったら「ほほー」で終わらせちゃうだろうから(残念な母親)

制作スタイルは、彼女の作る「詩」から作品になっていくという。

とっても優しくて海のように深い詩なので、ぜひ読んでみてくださいね

コンセプト/アーティスト紹介
コンセプト/アーティスト紹介 - 作品Concept(詩)

コロナ禍で変わって行った公開制作のスタイル

私が公開制作に参加した時は、ペットボトルのキャップを粉砕して、プレシャスプラスチック(PPP)という機械で、粉砕したキャップを溶かし、糸状にして紡いでいくという作業がメインでした。

ここから糸を手編みして、大きな作品に変化していくという流れ。

これがね、糸を作る段階で相当手間がかかる上に、一人ではできない(泣)

この時期は、まだコロナも落ち着かずと言った状況だったので、正直参加者も少ない状況。仕方ないよね。集まれ〜!なんて大声で発信できないもどかしさよ。

私もイベントを何度か企画をしてる身としては痛いほどわかるのだけど、このボランティアをお願いするというのは、一番難しいし繊細な問題である。

賃金が発生しない分、無理強いはできないしね。でも作業がストップすると何も進めない。だから無理をしてでも自力でできることろまで動くしかない。そして追い討ちをかけるコロナ禍。

ということで、出過ぎたことを言って良いのかとっても躊躇したけれど「作業を一部機械化したらどうでしょうか!?」と提案をしたのでした。

何で躊躇したというと、これは市民の手で紡いでもらいう「参加型」を大事にしているのが、松澤有子さんと話をしていて分かったから。

機械の手を借りちゃうと、参加型じゃなくなってしまうかも、、、と思ったのです。

実家の父が発明した電動糸巻き機

「えー!?」自動なんかでできるのぉ〜!?」

松澤有子さんが大喜びで即OKしてくれたので、浜松のドクター中松こと、実家の父にLINEで写真だけ送り「こんな感じで糸巻き機作ってー」とお願いしたのでした。

研究熱心な父のおかげで、構想数週間で糸巻き機は完成。見事に一発で使える代物が逗子に届きました。この時は久々に父の凄さを垣間見たな。

後に、この電動糸巻き機が作品を作る過程で大活躍をし、父はみんなからもスーパーヒーロー扱いをしていただくことに。お父さん、ありがとね♡

キッズデーの担当になりました

ゆきちゃん、キッズデー仕切ってくれる?

週2くらいのペースだったかな。自宅での仕事の合間に、息抜きがてら公開制作に参加するようなり、アーティスト松澤有子さんの、不思議な魅力にどんどんハマっていったのでした。

松澤さんは、歳も同じくらい。とってもフレンドリーで、天然で、みんなを温かく受け入れてくれて、気付いたら仲良くなっていて、その周りの人たちもみんな同じような空気感で、彼女に関わる人たちはみんな温かいから、とっても心地が良い。

人と人の壁を、ぴょんと飛び越えて来る感じ。それも全然嫌じゃなく。

でも、アーティストだなーって感じることもたくさんで、表現することに妥協はしないし、いい意味でソフトに頑固。

これって、なろうと思ってなれることじゃないし、その頑固さがあるから、周りのみんなは彼女のことを尊敬してサポートしているのだと思う。

そんな風に、なんとなく面白いから近付いて、ちょびちょび顔を出すようになったある日。。。松澤有子さんから大砲のような無茶振りの弾が飛んできたのでした。

「ゆきちゃん、キッズデー仕切ってくれない?」

この時点で決まっていたことは、逗子アートフェスティバル2022のプレ企画として、アーティスト松澤有子さんの大型インスタレーション「海のほとり美術館」が5月に開催されること。

開催期間中(約2週間)に、様々なイベントを企画していて、そのうちの1日を「キッズデー」として、子供向けイベントをすること。

シンガーソングライターの中川ひろたかさんが来てくれるかもしれないこと、現時点でのコアスタッフでは手が回らないこと、まとめ役が欲しいことなどなど。

数時間オンラインでお話を聞いたんだった。

その時はねー、話がモリモリ過ぎて、全貌もよく分からないし、他のスタッフさんも知らないしで。。。隠れ人見知りな私は「考えてみる」って答えたのたけど、

多分お返事は決まっていて、あとは自分の中でどう捉えて動くのかってところだった記憶。

どう捉えるのかと言うのは、自分の中でのゴールというか目標をしっかり掲げないと、ボランティアって、いくら大好きな人たちでも、ただ「大変」「こんなはずじゃ」って見失ってしまうこともあるでしょ。

ほら、もやもやが重なって、感謝されて当たり前みたいになると、色々なズレが出てくるし。そういうのが一番嫌だから。

だから私は「この企画に参加したら、もしかしたら逗子に面白い友達ができるかもしれない。いや、お友達できるように自分から入って行こう」って、目標を決めたのでした。

もちろん私の経験でお役に立てることがあるなら、それは喜んで放出していくつもりで。

ワクワクよりザワザワを

ちょっと話は違うけれど、今までの人生を振り返ると、私にとって片足で飛べそうなチャレンジは、ワクワクする。要は、ちょっと頑張ったら手に入るもの。

両足踏ん張って、エイ!って飛ばなきゃいけないようなチャレンジは、ザワザワする。

ザワザワというのは、不安が強いあの時の感情ともよく似ていて、ちゃんと自分の声を聞かないと間違って捉えてしまうこともある。間違って「チャレンジしない」を選択しそうになる。

そういうこと、ないですか!?

で、その前向きなザワザワの時って、振り返ってみるといつも私にとってはビッグチャンスだったりした。

今回、そのザワザワを感じちゃったんだよね。よく分からないけど。

そして結果的に、やっぱり当たっていたよ、あのザワザワは。と言いたい。

初めまして中川ひろたかさん。

ことの発端は、
松澤有子さんが、作品の前で子供たちが「にじ」を歌っている姿を想像して、ぜひご本人に歌ってもらいたい!と思い、

あの有名なシンガーソングライター、絵本作家の中川ひろたかさんに直談判に行ったところから始まりました。

(「にじ」は中川ひろたかさん作曲。中川さんは以前逗子にお住まいでした。)

すごいよね。怖いもの知らずにも程がある。。。笑

それから、海のほとり美術館の企画自体がコロナで一度延期になり、1年越しで開催できることになったので、もう一度詳細をお話に中川さんにアポをとって、伺ったのでした。(2022年4月)

⇧鎌倉のSONG BOOK Caféにて。キッズデー仕切ってって言われた数日後なので、おどおど気味の私。

中川さん、松澤有子さん、企画担当の長峰さん(ミネさん)とお話する中で、中川さんがにじももちろん歌うけれど、せっかくだから、この美術館のための曲を作ろうよ!」と言ってくださり。。。

松澤有子さんが作詞をして、中川さんが曲を付けてくださることになったのです。

そんなことってある??
チャンスって、こうやって思いもしない方向から、隕石のように落ちてくるのだな。とその時感じました。

そして、その中川さんが来てくださるキッズデーを、私が引き受けてしまったという、コトの重大さを感じ始め、、、変な汗が噴き出し続けた帰り道でした。

長くなったので、今日はここまでにします。

次は逗子映画祭へのワークショップ参加〜怒涛のオープニングまでをお届けします。

こりゃ、全編、中編、後編だな(笑)

長々とお読みくださり、ありがとうございました。

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