海のほとり美術館に参加して〜後編〜

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こんにちは。
ちびフェスプロデューサーのさとうゆきです。

2022前半の活動記録として、逗子アートフェスティバル2022のプレ企画「海のほとり美術館」にスタッフとして参加した記録を綴っています。


海のほとり美術館に参加して〜前編〜
海のほとり美術館に参加して〜中編〜

今日が最終回!後編です(長かった💦)

私がどっぷり関わらせていただいた「キッズデー」を中心に書かせていただきます。

とその前に!

イベントは終わってしまったけれど、Facebookページでは360度カメラで撮影された作品がいつでもみられるので

ぜひスマホをクルクル動かして見てみてー(直リンクができない。。。)

テーマソング「このまちびより」

ついに完成

前編でも書いた、キッズデーでのビッグゲストは、シンガーソングライター、絵本作家の中川ひろたかさんでした。

中川さんからのご提案「せっかくだから、この美術館のための曲を作ろうよ!」の一言で決まった、キッズデーオリジナルソング作り。

アーティスト松澤有子(ゆうちゃん)は、この一言の後から数日間でとってもすてきな優しい詩を書き上げたのでした。

ってあっさり書いたけれど、相当な産みの苦労だったと思う。

こんな素敵な詩がかけるなんてほんとすごい。尊敬。

もはや擦れてしまったオトナにはない、ピュアな感性、視点。
ゆうちゃんの制作スタイルは「詩」から始まり、それがカタチとなっていくインスタレーションアーティストなので、納得といえばそうよね。

その詩に、中川さんが曲をつけてくださって完成した曲がーーーーー

こちら!!!

もうね、最初の音源を聴いた時 鳥肌が立ちました。

その音源というのは、ギター1本で中川さんの弾き語りだったのだけど、これがまた優しくってね。

詩に曲がついた時の感動ってこんな感じなのかーーーーと何も作っていない私がひとりじーんとしていました(笑)。

その数日後にまた送られてきたのが、上の動画の音。

こちらは、保育・子育てで楽しめる、あそびうたユニットガーガーズの松村さんがアレンジしてくだったと!!

なんと豪華な。

ゆうちゃんと一緒に「なんかすごいことになっちゃったね」なんて毛穴全開で興奮したんだった。

早速ゆうちゃんにイラストを夜なべで描いてもらい、編集して公開しました。

こどもたちも、つい口ずさんでしまう、楽しくって、温かくって、丸い曲。

この曲からまた いろんな奇跡が起こっていくのでした。

レッツダンス♫

キッズデーで、子供たちに歌って踊って楽しんでもらおうと、このまちびより振り付けをしてもらうことに。

もちろん、オープニングパフォーマンスのダンサーChiiちゃんにお願い。

さすがプロ。こどもたちが楽しく踊れるダンスを提案してくださいました!

逗子市内の保育園にも、音源と一緒にダンス動画をお渡ししました。

そしたらねー、毎日歌ってくれたようで、園児たちの可愛い動画も送ってくださいましたよ。

イベント前から、想像以上の盛り上がり。

余談ですが。。。

このChiiちゃんのダンス動画、撮影時は中川さんに確認するためだけに撮ってくださったとか。。。

それを私が勘違いしちゃって、編集してYouTubeにupしてしまったというね(苦笑)

Chiiちゃんに平謝りしたわ。ほんとごめんなさーーーい。すぐ許してくれたけど😂

とうかゆうちゃんのせいにしておいた笑

でも再生回数が日々伸びていて、この動画のおかげで、みんな本番当日(直前まで)練習できました。

もしこちらをお読みくだっさている 保育園、幼稚園の関係者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ!こどもたちと一緒に踊ってくださいね!
無料で提供いたします。オトナももちろんOK

「インスタのリミックス」でもぜひいっしょに踊ってみてください!


キッズデー本番

キッズデー当日は、これでもかー!ってくらいの晴天。熱中症対策で臨時テントもスタンバイ。朝からたくさんのお客様で賑わいました。

ワークショップからスタート

午前はワークショップを開催しました。

マイクロプラスチックこども研究員による、キーホルダーづくり

小学5年生のはなちゃん企画のワークショップ。

マイクロプラスチックこども研究員として活動している はなちゃんが、漂着プラスチックを使ったキーホルダー作りを企画。

逗子海岸や、森戸海岸へプラスチックを拾いに行って、洗浄して色分けして。。。全部彼女とそのお友達たちで考えてくれました。

今回は、準備の段階から関わらせてもらったのだけど、もうね、はなちゃんしっかりしてて おばちゃんびっくり。

紫外線でうまくいかないだろうからと、何度も自宅のベランダでシュミレーションを重ねてくれました。

当日も、練習通りに大成功。お手伝いしてくれた子どもたちで、ばっちり対応できいました。

未来は明るいね。

オリジナル Tシャツ作り

なんと、あの有名なハンコ作家「norioはんこ」さんご協力。

海のほとり美術館のために作ってくださったオリジナルハンコを、Tシャツやバッグなどに自由に押せるワークショップ。

実はnorioはんこさんは、ゆうちゃん(松澤有子さん)のお友達で、葉山にお住まいというご縁。

以前からコラボしていたというからびっくり。

というのも、私は10年前に なかなかとれない予約を勝ち取って、イベントでnorioはんこさんにハンコ作ってもらったという長年のファン。

ということで、個人的にも大興奮の嬉しい出来事でした。

Tシャツは早々に完売。作れなかった皆さま、ごめんなさーーい。

顔はめ増殖

こちらは私が仕込んだ「顔はめパネルを作ろう」のワークショップ

狙いどおり(!?)いや、想像以上に人気でした。

小坪漁港にちびっこの魚たちが増殖して、それはそれはかわいい光景でした。

いよいよ本番

そして午後からはお楽しみ、中川ひろたかさんと歌おうの時間です。

こんなご時世なので完全予約制。人数制限を設けての開催でした(即完売)

まずはChiiちゃんが会場を温めてくれてスタート(さすがプロ!というあっぱれな盛り上げ力)

子どもたちがChiiちゃんに寄る寄る(笑)
めっちゃ真剣に踊る姿が可愛いかった!

そしてね、何よりもオトナが真剣に、一緒に練習をしていたのが嬉しかったー。

周りで我が子を見守るというより、一緒に全力で楽しむ!というのが この街のスタイルなんだーと、その時発見したような気がしました。

いや、Chiiちゃんの巻き込み力が相当ってやつだ。みんなを本当に楽しませてくれるお方なんだなーと思います。

中川さん登場

「なっかがっわさ〜〜ん!!!」

の一斉の掛け声で登場してくださった、中川ひろたかさん。

「♫世界中のこどもたちが」からスタート。

もうね、子どもたちにはお馴染みの曲なので、出だしからみんな熱唱していました。

次はいよいよ「このまちびより」

ゆうちゃんに曲の紹介をしてもらい、みんなで歌って踊って。最高に盛り上がりました。

中川さんからも

「みんな歌も振り付けも完璧だったね。覚えてきてくれて、びっくりしたよー」

と仰っていただき、準備万端な「このまちびより」でした。

最後は、今回 中川さんにお願いするきっかけとなった「にじ」

ほんと、素敵な曲よね〜。

まさか生で聴ける日が来るなんて思ってもみなかったから、目頭が熱くなりました。というか泣いた。

この日の様子は、ノーカットで中川さんのYouTubeチャンネル「見えるラジオ」でもご紹介くださっています。ぜひぜひご覧ください!

仕込んだサプライズ

実は、このキッズデーの翌日が、ゆうちゃん(松澤有子さん)の誕生日でした。

恐れ多くも、中川さんに「イベントの最後にハッピーバースデーを歌っていただけませんか!?」と、数日前にお願いした私。

中川さんはねーーーー

秒でご快諾✨

本番直前に、中川さんとChiiちゃん含めた進行スタッフ全員で、ゆうちゃんに見つからないようにコソコソコソコソ打ち合わせ

で、そんな時に限って、ゆちゃんはスタッフルーム前をウロウロするんだよね(苦笑)

そして、本番。

「にじ」が終わって、ハッピーバースデーになったとき、ゆうちゃんはびっくりしてたけれど、涙腺崩壊して喜んでくれました。何だかみんなでじーんとしちゃったね。

サプライズ大成功♡

私たちのわがままなお願いを、快く引き受けてくださった中川ひろたかさんに、大感謝でした。

長嶋源さんライブ

会期中には、長嶋源さんのミニライブも開催されました。

日没からスタートする、大型インスタレーション作品とアーティスト長島源さんの歌声・ギター音が共鳴する、幻想手的な音楽ライブ。

夕焼けを背中に、なんて美しい空間なんだろう。。。とため息がで出てしまうくらい、最高の時間でした。

水中からライトアップされた作品もまた、昼間の表情とは違って、幻想的な大人な空間でした。

まとめ

まだまだ小ネタはたくさんあって書ききれないけれど、ひとまずこれで逗子アートフェスプレ企画「ぼくたちのうたがきこえますか2022 海のほとり美術館」の記録は一旦終了。

3回にも渡って、私の日記にお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました!

書いた話以外にも、会期中のヨガイベントのこととか、企画担当の凄腕ミネさんの話とか、裏でガッツリ支えているゆうちゃんのご主人の話とか、スーパー広報の話とか、頑張っている市役所の担当の方の話とか、スタッフみんなの話とか、全部書いたら「ロード」(15章)は越えられると思うけれど。

それはまたいつか、ちゃんと取材ができたらにします(笑)

私の加わる随分前からこのプロジェクトはスタートしてて、多分そこにはディープなストーリーが山のようにあるから。

しかしイベントを作り上げていくって、ドラマだよね〜。

ぞくぞくするわ

ということで、2022前半は、アーティスト松澤有子さんの壮大な作品の制作に関わらせていただくことで、今まで見たことのない景色を見させていただきました。

アートって聞くと、一瞬尻込みしてしまう方も居るかもしれませんが、表現することでいろんなものが繋がって、新しい「何か」が見えて来るものなんだな。と思いました。

そして、自ら表現はできなくても、そこに一歩踏み込んで積極的に関わっていくことで、一緒に新しい「何か」を生み出せるということも学びました。

何よりも、私の当初の目的でもあった「お友達を作る!」という目標は120%達成できました。

どうもありがとうござました!

さー、私もエンジンかけてがんばるぞ。

海のほとり美術館に参加して〜前編〜
海のほとり美術館に参加して〜中編〜

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